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火災・地震保険を決める

この記事の想定対象者
・近々住宅購入を検討している方
・ライフプランを立てようと思っている方
・で、結局どうしたのと思う方
 

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火災・地震保険は、なかなか難しいです。何が難しいかというと、

  • 見積もりをくれる方多い
  • 内容はほとんど違わないのに金額の違う
  • 病気と違って、災害はイメージがしやすいので不安が多い

 

生命保険や医療保険は、多くは代理店で紹介されたものをいくつか違いを理解して加入するという形ですが、火災・地震保険は住宅メーカー/不動産会社/銀行など多方面から見積もりがもらえる割には誰も違いを説明してくれないということになります。

さらにオプションの多少の違いは明細から見てわかりますが、付帯されているのに安いとか付帯の中でも保証割合が違うのに金額がそれと関係していないなど、なぞが多いです。またさらに、自分の体の心配は経験したことがないのでいまいち実感はないですが、災害は割と自分事ではないにしてもニュースなどで目にするので、明日は我が身感が強いので、ついつい多めの保証を考えてしまいたくなります。

結局、私がどの代理店の保険を選んだかというと、「住宅購入者割引」なるものついているものです。上記の通り、金額と付帯との規則性がわからないので算出しきれませんでしたが、住宅メーカーと不動産会社だけがこの住宅購入者割引というものが付いており、他よりも安い見積もりでした。厳密には安いというよりは、近い金額で保証が手厚いといった感じです。

 

■火災保険

基本の内容はいたってシンプルです。保険会社がどの程度の損壊かを判定して、それ相応の保証金の支払いがあるというだけです。戸建ての場合は土地を除く建物費、マンションの場合は物件費そのものとなります。一つ火災保険の重要な点があります。

・失火責任法

自分の家の火事は自分で保証に入るなりしましょうという決まりがあります。つまりこれは、隣の家の火事が自分の家に燃え広がっても自分の家の火事なので自分でどうにかしてくださいということになります。自分の家が火元でない場合も想定する必要があるということです。この法律があることから、もはや火災保険に入らないという選択肢はほぼないです。ただ、この火災保険、地震を原因とするものは対象外なのでそれは下の地震保険で述べます。

 

・火災保険の中での悩みどころ

・家財への保証

 火災により家の中のものが損失することは十分想定されます。それらの家財のための保証が家財保険になります。家の中のものを買いなおす時にどのくらいがかかるかは意外とわからないものです。あまり私も精緻に積み上げはしませんでしたが、意外に金額があるようです。

・類焼損害、失火見舞金

こちらは上記の失火責任法とは相反するような気もしますが、隣の家に火が燃え移ってしまったときの見舞金となります。持ち家の場合は、災害後も結局これまで通り近隣の方と一緒に生活していくことになるので、そのための保証になります。失火責任法があるからそれは入らなくても良いだろうと一度は考えましたが、どの保険にもこのオプションがあるということはおそらく災害時にこういったもめ事があるのかなと推測します。とはいえ、なるべく支出を抑えたいという気持ちもあるので、最初の契約時はその時への新参者なのでつけることにしましたが、ゆくゆく古株になった場合には外すことを考えるかどうかにしました。

 

地震保険

首都圏在住であれば付ける一択です。南海トラフ関東大震災に、もう何がいつ来るか不明なので。実は上記の火災保険、地震や噴火またはそれに伴う津波などによる火災は対象がとなっているケースが大半です。またこの地震保険は最大で保証金額の50%までしかもらえないという商品です。同一地域で同じ状況になるので保証できる範囲が限定されてしまうというのはやむを得ないことにはなります。一方で地震関連による火災については地震保険のオプションとして設定が可能です。地震保険で50%までカバーして、火災の場合はそこにあとどの程度保証を積み上げるかという商品設計になります。

私は、比較的に密集している住宅地域であることから地震火災費用特約をつけましたが、震災が起こった後には減らすか特約を無くしてもよいかと思っています。何よりも首都圏はいつ来ても誰もが驚かない状況と言われているので、つけておいて損はないという考え方をしました。