前回までの選ぶ観点↓
今回はもう少しパソコンの中身に入っていきます。
■CPU
様々なソフトウェアを動かすときに利用する機能です。実物は、電気の通る石とか回路ですが、その世界は置いておきましょう。パソコンを選ぶときにi3とかcoreとかの記載がありますが、これがCPUと言われているところです。専門的に書かれている記事もあるので、少し選び方についての目安です。重たい処理をするか、いつも動いているソフトがあるかといったあたりがポイントです。
全ユーザ:ウィルスソフトが裏で動いていますのでその分は常に消費してます。
インターネット中心:ブラウザ処理はほかに比べるとあまり使わないですが、動画をみながら何か別の作業をするとかの場合には、同時に処理することが増えるのでちょっとスペックの高いものをお勧めします。
プログラミング:自作のアプリケーションを作成する場合にはかなりスペックが必要です。というのも少しシステムに関係された方であれば感じるところがありますが、見えないところでいくつものソフトが動くものが多いので、処理が重くなります。ただし、クラウド上で実装する場合には、そこまで自分のパソコンにはスペックは不要です。
では具体的にどうすればいいの?ですが、インテルの場合はi3程度であれば動画編集以外の一般的な使い方はカバーできます。大体が2コアというもので良いかと思います。i3になると、ハイパースレッディングという2コアを仮想的に4コアにするということができ、サクサク使えます。
このコアですが、イメージは道路の車線みたいなもので、大通り2車線を詰めて4車線になるようなものです。あとはクロックというものがありますが、周波数なんですがパソコンも電子機器だなと思うところですが、道路を走る車のスペックみたいなものです。クロックが高いとスポーツカーで、低いと軽自動車のようなイメージです。ちなみにインテル以外にもAMDというものがありますが、今やどちらが劣る優れているというものではないので、i3相当のAMDでも全然OKです。
■メモリ
これはどのくらいのサイズにするかが選びどころですが、4GBか8GBの2択です。金額的に許容できるならば8GBをお勧めします。プライベート利用であれば、CPUが足りないというよりは大体がメモリやディスクが足を引っ張ることが多いので。使っていて遅いなーと感じる要因の多くがメモリ不足です。
■ディスク
以前の記事にも仕組みを書きましたので、ここでは少し違う切り口で。製品のパターンとして、SSDのみ/HDDのみ/SSDとHDDのペアがあります。
SSDは処理が速いですが容量が大きくないので、写真とかをパソコンに保管する場合はUSBなどで外付けするHDDを購入して追加が必要です。今はひと昔と違って価格が安いので必要であることだけ認識してもらえればよいかと思います。
SSDとHDDのペアというものもあります。上の外付けHDDを持っていない方であればこのようなタイプもありです。ただオプションで追加できる製品もありますが、あまりライナップとして多くはないです。
■ネットワーク
余裕がある方はですが、確認されるとよいのが無線の規格です。11a/g/acなどといった文字が書かれているのが無線の規格ですが、この規格によって通信速度が変わります。自宅に1GBのネットワークを敷設していて、かつ無線ルーターもスペックが高いものを置いていてもパソコン側の無線速度がネックになってしまう可能性があります。新しい機種ならばそこまで問題にならないと思いますが、一応確認されても良いかと思います。
これで、一般ユーザ相当であればパソコンを買えます!(決められるというよりは電気屋さんと話が出来る/書いてあることを見て理解できるという感じですかね。)