さて、前回はデスクトップ型/ノート型/タワー側の3つについてご紹介しました。次に処理性能に関するところは「ざっくり」とお伝えします。決して安いお買い物ではないので、いいお買い物をされたいですよね!
Office付きか否か
これは学生の方や会社貸与のパソコンではなく仕事をされる方には重要な要素です。Office付きとは簡単に言えば、Excel/Word/PowerPointが使えるかどうかです。実はここは結構悩むところです。悩み方は大きく2つ。
- PC内のソフトウェアとして利用する
- Office365にしてしまう
- Office互換のソフトで代替する
■1:パソコン内のソフトウェアとして利用する
クラウドにデータを保管したくないという方向けです。その場合には、パソコンを購入するときにOfficeがついているものをお勧めします。パソコンを買ったあとに、別にOfficeを購入することもできますが、割高です。
Office製品の一つ注意事項はExce2016といったようにソフトウェアにはバージョンがあります。またそれらにはサポート期間というが決まっていて、パソコンが壊れなければ永久に使えるかというと、もちろん動作はしますが、より新しいバージョンのソフトウェアで搭載された便利機能などはそのままでは利用できません。最近の傾向ですと、2016で作ったファイルがほかのバージョンで開くことが出来ないという互換性がなくなることはあまりないかと思いますが、一応そうゆうものだと理解はされた方が良いです。
■2:Office365にしてしまう
Office365とはいわゆるSaaSと呼ばれるクラウドサービスです。IDとパスワードでログインして、利用するサービスです。そのため、パソコンからはブラウザアクセスでOKなので、データの保管などもすべてクラウドでやってくれます。上で懸念にあるバージョンについてもクラウドサービスは常に最新のバージョンが利用できるので、気にすることなく利用可能です。
金額については高価というほどではないですが、月額料金がずっとかかります。買ったソフトウェアはいつまで使ってもお金はかからないのと比べると、高く見えがちです。オフィス系のソフトはあまり大きく機能が増えるとかサービスが進化するということがないので、1回ソフトを買ってしまって、長く使うのもありです。あとは、たまにしか使わないならば、その都度契約するというのも手ですが、保存するファイルは自分のパソコンの中に置いておかないといけないのはお忘れなく。
■3:Office互換のソフトで代替する
一番簡単に利用できるのはG-suiteですね。Googleのアカウントは持っていない方でも簡単に取得できます。G-suiteではWordやExcelという名称ではないですが機能としては同じことが出来ます。一点、重要な点として同じことが出来ますが、互換性は保証されていないので、学校や仕事でほかの方と共有するような際には使えるか使えないかを確認が必要です。G-suiteはクラウド上に保管されるので、ものすごく機密性の高いものを扱うときには使いにくいです。
その際には、OpenOfficeが完全フリーで利用できるオフィス系ソフトです。クラウドではなく利用できるオフィス系ソフトですが、正直なところ本家Officeよりも劣化版感は否めないです。長いこと使ってきましたが、ほかのオフィス系と互換性もいつまであるかあやふやなので、もう心中する気持ちであれば使い続けることは出来ると思います。
あとは、使ったことはないですが、KINGSOFT社のWPSも安価版として有名です。
どれがいいか悩ましいところですが、家庭用であればG-suiteでいいかなという感じです。唯一悩むとするとExcelが使いたいなと思いますが、Office365ですと一般家庭向けには単体アプリ提供がないので、不要なものがたくさんついてくるなという点が少し残念です。。。
次では、CPUとメモリ、ディスクと、もっと細かい中身の話へ。