IT企業管理職の現実とその頂きを目指す

IT企業をわかりやすく語りつつ、年収1,000万(相当)の生活。目指せ役員まで出世!!

【未合格日記】FY2021中小企業診断士の勉強振り返り~診断士ゼミナール~

随分と期間が空いてしまいましたが昨年の中小企業診断士試験に向けて診断士ゼミナールに申し込んで勉強をしましたので、本サービスの使用感などを共有します。自分のペースで動画視聴できる点はメリットですが、手軽であるがゆえに集中して取り組む環境が必要と感じました。

 

※以下に見解を述べてはいますが、執筆時には合格者でないことをご了承ください。

f:id:nabetsuna:20210123093547j:plain


前回の記事

nabetunaghetti.com



想定する読者

  • 中小企業診断士を志す方
  • 中でも予備校に通うのではなく、独学で何とかしたいという方

(目次)

 

企業で働きながら資格取得しようとすると金額的にも時間的にも思い切った投資がしにくいところなので、いろいろな節約方法を考えるものです。かつてはテキストのみを購入してもっともリーズナブルな方法を選択したこともありました。ブックオフで中古本も混ぜるというケチっぷり。。。でも、テキスト代って意外にばかにならないんですよね。7冊もあるし、テキストだけでなくて問題集も必要ですし。

 

 

今回もケチっぷりは変わらないのですが、一つ環境の変化として在宅勤務ベースであることが見えていたのでネット環境やタブレットの利用がしやすいということから、少し奮発してオンライン講座を探すことにしました。

 

中小企業診断士のオンライン講座

オンライン講座で中小企業診断士を探すと、メジャーどころはやはりスタディングか診断士ゼミナールかと思います。

スタディング

studying.jp

診断士ゼミナール

www.rebo-success.co.jp

 

申し訳ないですがスタディングを利用したことはないので使用感の比較ではなく、診断士ゼミナールの感想になりますが、その点はご容赦ください。

比較した際にポイントとした点は以下です。

  • 費用が安い(ケチ!笑)
  • 講義資料がダウンロード形式
  • 過去問が7年分と豊富

 

それぞれのこだわりについて以下で深堀します。

 

診断士ゼミナールを選んだ要素

費用の安さ

安いに越したことがありませんというとそれまでですが、結局のところオンライン講座のみで完結すると思っていませんというところにつきます。やはりどこかで大手予備校の作っている問題なりに触れたいという作戦もあり、ここは抑えておくべきという作戦です。例えばTACなどでは5月末頃に模試があります。(以下は昨年のです。)

www.tac-school.co.jp

また苦手科目については問題集を追加で購入するなども必要になるので実は知らずのうちに試験対策費が膨らんでいたということが想定されます。こういった可能性を考慮してのメリハリを考えました。

 

ダウンロード形式

ストリーミング形式では都度通信費がかかります。自宅内のみで勉強する場合にはWiFiが整備してあれば気にする必要はありませんが、外出時などでは意外に無視できない通信量になります。その点、ダウンロード形式ではあらかじめ落としておけば通信環境がない場所でも視聴することができます。ただ、それなりに保存容量はかかりますのでスマホならばSDカードを併用するなども必要かもですが、タブレットなど容量があるデバイスであるならば問題ないでしょう。

 

過去問の豊富さ

資格試験は過去問に始まり過去問に終わるといっても過言ではないと勝手ながら思っています。情報処理試験は職業柄若い時によく受験しましたが、知識を試される問題については徹底して過去問を勉強するとほぼ同じ問題が出ます。まあ出題者側からすると合格者に備えてほしい知識を定義すると、おのずと問題が似てくるところは資格試験では当然の傾向です。その点で過去問の豊富さは重要です。中小企業診断士の過去問と答えは一般公開されているので入手すること自体は難しくないですが、解説付きで理解するには何らかの有償の方法が必要です。

 

 

診断士ゼミナールをどう利用したか

昨年1月から利用し始めましたが、そのときには全科目のテキスト・講義のダウンロードは出来ず、限られています。といった点では、勉強したい科目からということは出来ず、配信された科目から勉強することになるというゆるい制約は出てきます。とりあえず落とせるものは全部ダウンロードしてタブレットでコツコツと視聴することにしました。

 

テキストと動画の使い方

テキストはしっかりと読み込む時間を作って臨む必要があり、動画はながらでも視聴することができるので、動画を優先して勉強をし始めました。しかもテンポの速い再生方法もあるのでちょっと早めで再生してました。のちに触れますが、これはあまりよくない方法だったと反省です。

このやり方で動画→テキストという形で勉強を進めていましたが、この動画が講義だけで200時間程度必要です。ちょっとテンポを速めると進んでいる感が出ますが、それでも結構なボリュームであることを実際に進めている中で感じます。そして動画は記憶に残りにくいという・・・。

以前にテキストのみで勉強したときに、自分で文字を読み進めなければいけないということから読む時間がない=進まないでしたが、動画再生できるということから読めなくても進められるということを期待しました。実際にはそんな単純ではなく、読み飛ばすことができるテキストに比べて動画は飛ばしにくいという特性から、結構拘束された感を感じました。予備校のように物理的にも集中力的にも拘束されてしまえば効率も良いのですが、その点でどっちつかず感を出してしまったがよくなかったです。

 

講師の声

これ、よくネットの口コミにも書いてありますが最初はちょっと抵抗感があるくらいに感じます。というのも、すごく聞きやすい声質かというとそうでもありません笑 でも不思議なことに200時間程度も聞いているとなれてきます!なのでその点はご安心を。ただ、話すテンポがすごくゆっくりなので普通に勉強するとしても1.2~1.5倍速でOKです。

 

3年間利用可能

誰しもが申し込むときには1年で合格する気で申し込みますので、複数年利用できることにメリットは感じにくいですが、昨今のコロナはもちろん、社会人として会社勤めしていると業務の波があり、そう簡単に計画通り勉強できるとは限りません。現に私も、2年目に突入して、この制度があってよかったなと思っているところです。

 

質問サービスはあまり使わず

何回でもメールでテキストや演習問題の問い合わせができますが、結局これを使ったことはありませんでした。というのも、大半の情報はGoogleで調べてしまえば解決します。それにテキスト自体も特に読み進めるうえでは難しい表現などもなく、あまり詰まることなく学習できます。ですので、どこまでこのサービスに価値を感じるかは個人差があるかもしれません。

 

診断士ゼミナールの有効活用案

昨年の反省を踏まえて、診断士ゼミナールとどう向き合えばよいかを考えてみました。

結局のところですが、過去問から始めるに尽きます笑 診断士ゼミナールではなくても同じということですが、やはり何が問われているかを知らずにテキストや動画を見たところで限られた時間の中での学習効率は上がらないという結論です。

極端には、まず最初に過去問からは始めてもいいとすら思っています。ほぼほぼ間違えという悲しいかもしれない結果が待っていますが、問われる点がわからないと知らなかったことを知るということだけで満足してしまいがちです。知的欲求が満たされることはうれしいのですが、試験対策という点ではということです。

 

とはいえ、診断士ゼミナールという点について述べますと、やはり(複数年も考慮した)金銭的なお得感です。ちりつもで金額がかさんでいくんで、2次試験合格まで金額が変わらない中で常に最新のテキスト・問題に取り組むことができます。合格することが出来ればお祝い金で半額近くまでキャッシュバックされるので、これも魅力の一つです。ずるずると何年も挑戦するより、最大でこの3年と腹をくくるほうがメリハリがつくと考えて、この期間で決着をつけましょう。#私自身への問いかけも含めて。

まとめ

勉強量が多い試験ですので働きながら安定的に時間を確保することが難しいですが、重いテキストを持ち歩かずに勉強できるというデジタルの恩恵を活用して、これから受験に臨む方は一緒に合格を目指しましょう!!